ヒカリの製作所

カテゴリ:修理・改造 > LS-VL(NAS)修理 の記事一覧
壊れたNASからデータ救出(データ吸出し編)
壊れたNASからデータ救出(分解編)

壊れたNASからデータ救出(データ吸出し編)

HDDは取り出せたけど、これからどのようにデータを読み出そうか。
HDDのフォーマットがLinuxであるため、Windows PCに接続しても読めない。

そこで、LinuxのOS Knoppixを使って読み込みする事にします。
KnoppixはPCにインストールしなくても、CD-ROMやDVD-ROMから起動させる事ができます。



Knoppix ダウンロード


まず、Knoppix日本語版のISOイメージファイルを下記からダウンロードします。
最新版はDVD版のみのようです。

産業技術総合研究所
http://www.risec.aist.go.jp/project/knoppix/

最新ではありませんが、CD-ROM版はこちら。
http://www.rcis.aist.go.jp/project/knoppix/
ダウンロード

今回は、CD-ROM版(KNOPPIX6.7.1)にしました。
 
ISOイメージなのでDVDの場合、ファイルサイズが4GB以上あるので、
ダウンロード速度が遅い場合は、CD版をお勧めします。
 
ただ、CD版も700MBあるので気長に待ちましょう。
 

起動ディスク作成


ダウンロードが終わったら、ISOファイルをCDまたはDVDに焼きます。

今回は、B's GOLDを使って焼きましたが、フリーのライティングソフトもあるので、
そちらを利用しても良いと思います。


Knoppix 起動


焼きあがった起動用CDまたはDVDをPCにセットし、PCを起動させます。
完全に立ち上がるまでに結構時間がかかるので、気長に待ちます。
P1110249
P1110252
P1110254

もし、Windowsが起動してしまう場合は、起動ドライブがHDDになっているかも知れません。
BIOSの起動ドライブの設定を、①光学ドライブ→②HDDの順に変更します。

起動途中で止まってしまう場合は、CDまたはDVDがうまく焼けていないかも知れません。
起動しない場合は、こちらを参考にされると良いと思います。

Windowsな人のKnoppix 
http://www.geocities.jp/knoppix_test/knoppix-main.html

ハードディスク接続


Knoppix がうまく立ち上がれば、あとはHDDを接続しデータを読み出すだけです。
一旦、PCをシャットダウンさせ、LS-VLから外したHDDをPCに繋げます。
P1110247

今回は、母艦のマザーボードに直接繋げましたが、USB変換ケーブルを使うと、
ノートPCなどでもUSB経由でデータを読めるようです。

こちらの変換ケーブルは、Knoppix でも使えて安いのでおすすめです。

ルートアール USB2.0 to S-ATA/IDE変換ケーブル

RC-SPCGA3-A

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データ読込み


ここまでくれば、あとは運を天に任せるのみです。
PCの電源をONにし、Knoppixを起動させます。

繋いだHDDは見えていますか?
P1110259

ドライブが見えれば、あとは別のHDDやUSBメモリーなどに見えているファイルをコピーするだけです。
残念ながら数枚の写真は壊れていて読めませんでしたが、殆どの写真を救出することが出来ました。
う~ん嬉しい。



写真は救出できたし、新しいNASを買おうかな。。。
いや、ここまできたら、新品のHDDに入換えて直しちゃおうかな。


というわけで、
壊れたNASからデータ救出(LS-VL再生編)へつづく。


注意警告マーク1救出作業は自己責任でお願いします。

それと、ハードディスクの基板などがハード的(ダジャレじゃないよ)
に壊れている場合は、この方法では救出できません。
残念ながら諦めるか、HDD復旧業者に頼むしかないと思います。


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壊れたNASからデータ救出(分解編)

壊れたNASからデータ救出(分解編)

我が子の写真を保存していた NASのHDD LS-V2.0TLJが、とうとう逝ってしまいました。がっかり
VS-VL外観
たまにエラー点滅してたけど電源を入れなおすと復帰したので、
そろそろかなとは思いつつ使い続けてしまった事を後悔...。
 
とりあえず、LS-VLからHDDを取り出し、PCに接続すればデータを読めるかもなんて考えていたけど、
LS-VLのHDDフォーマットはLinuxであるため、簡単ではないようです。

でも、ここで諦める訳にはいかないので、とりあえず殻割りすることにします。


ケースは、ネジではなく爪で固定されています。
上部に穴がたくさん開いていますが、よく見ると中まで貫通している穴が3箇所あります。
その穴につまよう枝などを差し込み、押し込むことで爪が外れます。
LS-VL爪位置
前面、背面、底面にも爪があるので慎重に外しながら、少しずつ開けていきます。


開けた状態。
LS-VL内部
WDのWD20EARXが付いていました。

LS-VL HDD
 














取り出す時にFANケーブルに注意。
ASSY取り出し
HDDと板金を固定しているネジ4本を外し、
スライドさせるとHDDが外れます。
P1110077


注意警告マーク1開け方に結構コツがいるので、自信の無い方にはお勧めしません。
それでも開けたい方は、自己責任でお願いします。


 
壊れたNASからデータ救出(データ吸出し編)へつづく。

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